アラカン姉妹ふたり暮らしの日々

姉は介護福祉士で妹は看護師。なんとなく始まったふたり暮らしの日々。

辿り着いた二人暮らし

ささやかながらも持ち家があって

姉妹で二人暮らしというと

良かったね

安心だねと

周りからよく言われます。


もともと互いに一人暮らしでしたが

数年前の地震をきっかけに

始まった二人暮らし。




姉との距離は

同じ屋根の下でも

付かず離れず。


たまに顔を合わせて

ヅカ話に花を咲かせるかと思えば

疲れて言葉もなくすれ違う日もあります。


顔を合わさない日も

ダイニングのテーブルが伝言板代わりで

チケットの代金のやり取りや

本の貸し借りが行われます。




でも

こんな穏やかな日々に辿りつくには

容易な道ではありませんでした。


両親の離婚

分かれて暮らす両親それぞれの看取り

配偶者との別居と調停の果ての死別と

彼の残した負債の後始末


姉妹二人で両親を見送り

配偶者との生活に疲れ

やっと辿り着いた今の暮らし。


年が近いので

どちらが先に逝くかはわかりませんが

私が先に逝く時は

負の遺産は残さず

姉が安心できるようにしたい。

もしも姉が先に逝く時は

看護師として得た経験をフルに使って

少しでも安心させることができますように。